映像撮影の基本設定
映像撮影を始めたばかりの方から「どんな設定で撮ればいいですか?」というご質問をよくいただきます。今回は、基本的なカメラ設定のポイントを解説します。
フレームレートの選び方
フレームレート(fps)は、1秒間に何枚の画像を撮影するかを表します。
- 24fps: 映画のような雰囲気。シネマティックな表現に
- 30fps: 日本のテレビ放送の標準。自然な動き
- 60fps: 滑らかな動き。スポーツやアクションに最適
- 120fps: スローモーション用。後から速度を落として使用
一般的な映像制作では、24fpsまたは30fpsがおすすめです。
シャッタースピードの基本
映像撮影では「180度ルール」と呼ばれる法則があります。
シャッタースピード = フレームレート × 2
例えば、30fpsで撮影する場合は1/60秒、24fpsなら1/50秒(1/48秒がない場合)に設定します。
ISO感度について
ISO感度は低いほどノイズが少なくなります。
- 屋外・日中: ISO 100〜400
- 屋内・照明あり: ISO 400〜1600
- 暗所: ISO 1600〜(カメラの性能による)
最新のカメラは高感度性能が向上していますが、できるだけ低いISOで撮影することをおすすめします。
ホワイトバランス
ホワイトバランスは、光源に合わせて設定します。
- 太陽光: 5600K前後
- 曇り: 6500K前後
- 蛍光灯: 4000K前後
- 白熱灯: 3200K前後
迷ったらオートでも問題ありませんが、編集時の調整を考えるとマニュアル設定がおすすめです。
ご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。